システム構成例
無線センサネットワーク「ミスター省エネ」は、ビルなどの建物の電力解析に最適で、オフィス環境の電力削減に効果を発揮します。
下図のとおり、測定ポイントにノード(検出子機)を設置し、各階にルータ(中継機)を設置することで、中央監視などのベース(親機)に情報を集約、「電力の使用量の見える化」が行えます。
さらに、電力消費量が高いポイントの精査だけでなく、Modbusノードなどを利用することでエアコン等の機器制御も可能です。
PCで簡単に「見える化」
例えば現場作業員の安全見守りシステムを構築する場合、バイタルセンサとUSBベース一台で簡単に構築できます。

クラウドシステムで運用

ビル内には、電波を遮断する様々な障壁があります。ミスター省エネは 次の機能を主に活用し、測定値を無線でベースへとデータを送信しています。
①マルチホップ
マルチホップ・中継機能を備えており、ルータ(中継機)を活用した広範囲通信や、複数ルートでの安定した通信が可能です。
②アドホック
ノード(検出子機)は、通信の自動接続機能の通信方法を搭載しています。 仮に従来の通信ルートが遮断されてしまっても、新たなルートを自動的に探し、データの通信ルートを確保します。
③自動認識機能
ベース(親機)は、ルータ(中継機)・ノード(検出子機)を自動認識。電源を入れるだけで、接続設定は完了です。面倒な設定もミスター省エネなら不要です。
独自プロトコルで運用
「ミスター省エネ」を、 BAに欠かせない「BACnet/IP」およびFAで主流の「Modbus/TCP」に接続するためのゲートウェイを利用し、ゲートウェイ1台で最大50台のセンサと接続。省配線で拡張性の高いシステムの構築や環境の見える化が容易に実現できます。
