一般的に使われるドレミファソラシドは、イタリア語です。英語では「C・D・E・F・G・A・B・C」、ドイツ語では「C(ツェー)D(デー)E(エー)F(エフ)G(ゲー)A(アー)H(ハー)C(ツェー)」になります。
チューナーは英語で音名を示しているので、「C」なら「ド」のこと、「A」なら「ラ」のことになります。同じ音名でも、高い「A」、低い「A」、といった音の高さを表すために、英語の後に数字がつきます。
チューナー・メトロノームでは、ABCで音名を、123でオクターブ(ギターチューナーの場合は弦名)を表します。 |
ピッチとは一言で言うと音の高さのこと。音はそもそも空気の振動です。1秒間に何回振動するかをHz(ヘルツ)という単位で表します。この数値が大きいと音は高くなり、小さいと低い音になります。
「基準ピッチ」を合わせる、というのは、A4のピッチ(周波数)をいくつに設定するかということです。これから楽器をはじめる方が「基準ピッチをいくつに合わせればいいのかわからない」という時には、A4=440Hzにしておくのが一般的です。
オーケストラや個々の楽団、邦楽の流派など、それぞれにおいて基準ピッチをいくつにするかは異なることがあります。オーケストラでは442に合わせることが多いようです。ちなみにA4=415Hzを「バロックピッチ」と表現することがあります。ピッチを変えることによって、旋律(音程)の美しさが特徴的になったり、合奏全体の響きが華やかになったりします。
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