演奏する速さを示す速度記号には、数字によるメトロノーム記号と言葉による速度標語があります。
曲の最初に音符と数字で示されているのがメトロノーム記号です。
1分間に4分音符が120個入る速さで、という意味。「BPM=120」や「MM:120」と示されることもあります。 ここの音符が一拍を数える基準になります。 |
オランダのウィンケルが発明したとされるメトロノーム。それまでは、Andante(アンダンテ=歩くような速さで)といった「速度標語」で表していた曲のテンポが、絶対的な数値で表せるようになりました。ところが、ブラームスやベートーベンといった巨匠たちの中には、この「絶対的な数値化」に、少なからず抵抗を持った作曲家もいたようです。ブラームスは自作には決してメトロノーム記号をつけなかったといわれています。はっきりと正確なテンポを表す時には便利な記号なのですが・・・。
私達の生活のリズム・テンポは、時代とともに速くなってきているようです。「歩くような速さで」がどのくらいの速さなのか?「ゆっくりと、緩慢に」がどのくらいゆったりしたテンポなのか?人によって、時代によって、社会によって違ってくるのは当然かもしれません。メトロノームを鳴らして、テンポを感じてみて下さい。
Largo(ラルゴ) | 幅広く | =40~50 |
Lento(レント) | ゆるやかに | =50~56 |
Adagio(アダージョ) | ゆっくりと | =56~63 |
Andante(アンダンテ) | 歩くような速さで | =63~76 |
Moderato(モデラート) | 控えめなスピードで | =76~96 |
Allegretto(アレグレット) | やや快速に | =96~120 |
Allegro(アレグロ) | 快速に | =120~152 |
Vivace(ヴィヴァーチェ) | 活発に | =152~176 |
Presto(プレスト) | 急いだスピードで | =176~192 |
Prestissimo(プレスティッシモ) | 極めて速く | =192~208 |
メトロノームと言ったらこれ!ピアノや吹奏楽の現場で大活躍です。
ダイヤル式で簡単設定。 使いやすさNo.1です。
「身につけるメトロノーム」!移動中のテンポ確認も可能です。
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