人材戦略

SIIは、創造性と専門性に優れた人材の育成、また社員一人ひとりが能力を充分に発揮できる環境づくりに注力しています。

人材の育成

人材育成制度

SIIは、創造性と専門性に優れた人材の育成に努めています。人事部門による階層別教育、品質、環境、知的財産など職種別の専門教育や、職場におけるOJTなどを通して人材育成を行っています。

新入社員については「メンター制度」を導入しています。この制度は新入社員一人に対して一人の先輩社員をメンター(良き相談相手)として任命し、指導や支援を継続的に行うものです。

海外拠点での人材育成

SIIでは、海外拠点の人事部門が自社の社員の人材育成ができるように育成してきました。現在は、知識・スキルを身に着け、自社の人材育成方針、人材育成体系、研修計画等を自ら立案しています。日本の人事部門のサポートがなくても、積極的に社内で講師を養成して研修を実施しています。また、外部研修では、研修の目的とニーズを研修会社に伝え、各社のニーズに合った研修をカスタマイズして実施しています。

キャリア育成の支援

SIIでは自分のキャリアや評価に対して自ら責任を持つ自立・自己責任型社員の育成に注力しています。
「社内公募制度」、「フリーエージェント(FA)制度」などの制度を設け、社員個人の意欲を尊重し、キャリアの選択とキャリアの幅を広げる支援をしています。

技術・技能の伝承

SIIでは、技術・技能の伝承および後継者の育成を目的に、高度な専門性を保有している社員をプロフェッショナル人材として認定する「プロフェッショナル人材制度」を導入しています。 この制度には、研究開発、設計、生産技術などを専門とするスペシャリストと、加工、組立など製造業務を専門とするマイスターのコースがあり、各々3段階のレベルが設定されています。

2024年4月現在、5名のスペシャリストと2名のマイスターが認定され、それぞれの分野で活躍しています。また、プロフェッショナル人材は、後継者育成にも力を入れ、技術・技能の伝承に努めています。

海外製造拠点においても、2018年度より、コア技能を保有する人材を対象としたマイスター制度を導入しています。

対象拠点:大連、上海にある製造拠点。

ワークライフバランス

ワークライフバランスの実現

SIIでは社員の一人ひとりが能力を充分に発揮できるように、仕事と家庭生活との両立を支援する各種制度を定め、継続的な充実も図っています。

2019年度からは、所定の始業・終業時刻を一定の範囲でシフトできる制度(勤務時間シフト制度)を導入しました。この制度は、育児や介護といった事由に関わらず、ボランティアや勉学など自身のプライベートの充実を目的としています。
また、同様に、事由を問わず短時間勤務ができる制度(短時間制社員制度)、週休3日の制度(短日勤務制度)も導入しました。

この他にも、介護休職制度については、対象家族のうち一人について最長3年間までの取得を認め、長期に渡る可能性のある介護と仕事の両立を支援しています。

今後はワークライフバランスを目的とした在宅勤務制度を労使で構築し、導入していく予定です。

【制度と利用実績】

制度 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年
育児休職 23名 16名 22名(内、男性3名) 17名(内、男性7名) 21名(内、男性8名)
育児短時間勤務 22名 17名 22名(内、男性1名) 19名(内、男性1名) 26名(内、男性2名)
介護休職制度 0名 2名 0名 0名 0名
介護短時間勤務 1名 0名 0名 0名 0名