リスクマネジメント

リスクマネジメントの取り組み

セイコーグループ株式会社のグループリスクマネジメントのもと、SIIでは代表取締役社長を委員長とするCSR委員会を中心としてリスクマネジメントを推進しています。年度毎にリスクを特定し、影響度・発生可能性の観点でマッピングしたリスクマップで評価し、リスク対策の進捗を定期的に確認しています。事業上のリスクとなる状況等は、経営会議でモニタリングしています。

リスクのひとつである大規模災害の発生に備え、社員１人１人にヘルメットを貸与しています。災害発生後は交通規制や道路寸断などから、一時的に帰宅が困難になることが予測されるため、水・食料、防寒シート、その他の防災備蓄を計画的に準備しています。また、本社と各事業所に災害用無線機を配備し、公共通信網に障害が発生した場合でも相互で連絡がとれるようにしています。

事業継続

SIIの製造拠点では、リスク発生時においても継続的な製品の供給を目指し、生産を中断させない取り組みを実施しています。
職場における作業改善から、設備投資を必要とする抜本的な改善まで、広範に取り組んでいます。

また、重大事故等の発生をグループの従業員等が知った場合には、代表取締役社長等に報告する仕組みを運用しています。

海外拠点における危機管理総合マニュアルの整備

SIIの海外拠点では火災・台風・地震・強毒性の感染症等ハザード別の危機管理マニュアルの作成を2016年に完了し、2017年からは、拠点特有のハザードを複数組み込んだ危機管理総合マニュアルを作成しています。例えば、製造会社では、工場における化学物質による環境汚染のリスク、販売会社では不審者侵入による盗難や人命に関わるリスクなどです。想定されるハザードに対する未然防止策とリスクの最小化策、および行動基準を社員に共有することで、社員と会社資産の安全確保を目指しています。