学術・技術振興
SIIは公益財団法人 セイコーインスツル新世代研究財団(以下、ATF)への寄付や業務支援を通じて、社会貢献としての学術振興に寄与しています。ATFは1986年6月にSIIの支援により任意団体として設立されました。その後、より社会的存在意義のある活動をするために1993年6月にSIIからの寄付により財団法人を設立、2012年4月には政府の公益法人改革に伴い公益財団法人に生まれ変わりました。
ATFは異なった発想を持つ人材の交流と議論による専門領域を越えた研究の推進、及び新世代を担う若手人材の育成に寄与し、もって人類社会の発展の基盤となる科学技術の振興に貢献することを目的としています。現在は「ナノサイエンス・テクノロジー」を基盤とし、量子物質や高機能センサーなど次世代の先端領域に力を入れています。
2018年6月、SIIはATFに対して行った寄付に対して、公益に資するものとして「紺綬褒章」を受章しました。紺綬褒章は、国家又は公共に対し功労のある人、社会の各分野における優れた行いのある人などを表彰する栄典の一つで、公益のために私財を寄付し、その功績が顕著な個人または法人・団体に、国より授与されるものです。
SIIは、発足当初よりその活動を支援してきましたが、これからも新世代研究財団への支援を通じて、科学技術の振興に貢献してまいります。
ホームページ http://www.ati.or.jp/